会頭挨拶
第124回日本皮膚科学会総会
大会テーマ「調和」
会頭 石河 晃
(東邦大学医学部皮膚科学講座 教授)
この度第124回日本皮膚科学会総会の会頭という大役を拝命しましたことを大変光栄に思います。東邦大学が主催校となるのは初めてで、身の引き締まる思いで準備を進めております。会場はパシフィコ横浜で2025年5月29日から6月1日までの会期で開催致します。
学会のテーマは「調和」と致しました。2文字のテーマはこれまででもっとも短くシンプルなものですが、臨床と研究の調和、基本領域とサブスペシャリティ領域の調和、日本と世界の調和、医師と患者の調和等々に加えて、ポストコロナの日本社会にとっても調和は重要な事と考えました。
土肥記念国際交換講座には水疱症、表皮基底膜部研究の大家であるフライブルグ大学のLeana Bruckner-Tuderman教授をお迎えします。特別講演では松本吉郎日本医師会長をお招きし、ご講演頂きます。皮膚科以外の領域からは睡眠の科学で第一人者でありノーベル賞候補者といわれている筑波大学の柳沢正史教授にご講演をお願いしました。また、シンポジウムでは渡辺毅日本専門医機構理事長にご講演頂きます。海外講演者はILDSおよびEADVから、世界をリードする先生方をお招きし、また皮膚科学会現理事にご推薦頂いた先生方にお越し頂きます。学生・研修医のセッションは今年も行いますので、皮膚科に興味のある学生・研修医にお声かけいただければ幸いです。
全国の日本皮膚科学会員のために今年もHybrid開催形式で行いますが、ライブ配信する会場は第1〜第5会場までとさせていただきます。それ以外の会場の演題もオンディマンドで聴講することができます。金曜日の夕方には学会で疲れた頭をクールダウンし、リフレッシュしていただくために弦楽オーケストラのコンサートを行います。また、会員懇親会は土曜日の夜、パシフィコ横浜の展示会場で盛大に行いたいと考えております。ぜひ、春爛漫の横浜に現地参加していただき、日皮総会をお楽しみいただければ幸いです。